別府らしい景色を見に行くなら、候補に入れたいのが地獄めぐりです。湯けむりや色の違う温泉を眺めながら、温泉の街を歩いて回れます。
実際に出かけて印象に残ったのは、地獄の景色に加えて、思っていた以上に坂道が多かったこと。少し急に感じる場所もあり、歩く距離だけで予定を決めない方がいいと感じました。
私は地獄めぐりに合わせて「鬼石の湯」にも入りました。見る温泉と、入る温泉。その両方を予定に入れると、別府のお出かけとして楽しみが広がります。
この記事では、そのときの感想に、7つの地獄の位置関係、料金、駐車場の公式情報を合わせてまとめます。
地獄めぐりは、2つのエリアに分けて考えると分かりやすい
「7つの地獄」と聞くと、ひとつの広い施設の中を歩くイメージを持つかもしれませんが、それぞれ別の施設です。
海地獄など5か所が集まる鉄輪エリアと、血の池地獄・龍巻地獄のエリアに分かれています。公式案内では、両エリアの間は約3km。ここは車かバスで移動することが勧められています。
| エリア | 地獄 | 移動の考え方 |
|---|---|---|
| 鉄輪エリア | 海・鬼石坊主・かまど・鬼山・白池 | 5か所は徒歩で見学できる距離。ただし坂道も考えて回る |
| 血の池・龍巻エリア | 血の池・龍巻 | 鉄輪側からは車かバスで移動する |
まずは「近くにまとまっている5か所」と「少し離れた2か所」と覚えておくと、予定を立てやすくなります。
詳しい位置関係は、別府地獄組合の公式アクセスマップで確認できます。
歩いて感じたのは、別府は坂道が多いということ
私が次に行くときに気をつけたいのは、見学する数よりも移動の組み方です。
地獄の間を歩く場面では、坂が多く、歩くのが大変だと感じるところもありました。地図で近く見えても、平らな道を同じ距離だけ歩く感覚とは違います。
特に、車を置いた場所へ戻ることまで考えておくと安心です。行きは下りでも、帰りには上ることになります。子どもと出かけるなら、途中で休める余裕も持たせたいところです。
- 歩きやすい靴で出かける
- 地図上の距離に、坂道と休憩の時間を足して考える
- 車を停めた場所へ戻る道も確認しておく
- その日の体力や天気に合わせて、回る数を決める
7か所を急いで回る予定にするより、気になる場所をゆっくり見る方が合う日もあると思います。
7つの地獄は、見どころがそれぞれ違う
行き先を選びやすいよう、公式情報をもとに、それぞれの見どころを整理しました。
| 地獄 | 主な見どころ |
|---|---|
| 海地獄 | 青い温泉の池と湯けむり。色の印象が分かりやすい地獄 |
| 鬼石坊主地獄 | 灰色の熱泥が丸く盛り上がる様子。海地獄の隣にある |
| かまど地獄 | 1丁目から6丁目まで、さまざまな湯の池を見比べられる |
| 鬼山地獄 | 温泉熱を利用したワニの飼育展示で知られる |
| 白池地獄 | 青白い池と和風庭園。園内には熱帯魚館もある |
| 血の池地獄 | 赤い池が特徴。海地獄との色の違いも見どころ |
| 龍巻地獄 | 間欠泉で知られる地獄。見学前に最新の噴出状況を確認したい |
池の色を見る、泥の動きを眺める、生き物の展示を見る。同じ「地獄」でも見学の内容が違うので、気になるものから選ぶ方法もあります。
龍巻地獄では、2026年1月15日付の公式のお知らせで、噴出までの待ち時間が長く、噴出時間も不安定な傾向があると案内されています。季節や降水量によっても変化する自然現象なので、一定の間隔で必ず見られる前提で予定を組まず、出発前に最新情報を確認しておきたいです。
料金は、回りたい数を決めてから選ぶ
7か所を見学できる共通観覧券があります。一方で、少ない数に絞って見学するなら、個別に料金を払う方法もあります。
| 券の種類 | 大人・高校生以上 | 小人・小中学生 |
|---|---|---|
| 7地獄共通観覧券・通常の個人料金 | 2,400円 | 1,200円 |
| 海地獄1か所・通常の個人料金 | 500円 | 250円 |
共通観覧券の有効期間は、購入日と翌日の2日間です。各地獄への入場はそれぞれ1回なので、同じ施設へ何度も出入りできる券とは異なります。共通券は、7つの地獄のどこからでも購入できます。
まずは行きたい場所を決めて、個別の料金と共通券を比べると選びやすくなります。子連れなら、途中で予定を短くする可能性も含めて考えておきたいです。
公式サイトには共通券の特別割引案内もあります。スマートフォンの画面表示にも対応しているので、購入前に条件を確認しておくとよさそうです。
料金の出典:別府地獄組合・営業案内、海地獄・入場料金。料金・条件は2026年10月27日確認時点です。
駐車場は各地獄に無料で用意されている
公式アクセス案内では、各地獄に無料の駐車場があると案内されています。
車で行く場合は、鉄輪側の見学と、血の池・龍巻側の見学を分けて考えると動きやすくなります。約3km離れたエリア間を無理に歩かずに済むのは、車で出かける利点です。
ただし、無料で停められることと、すぐに空きがあることは別です。休日などは駐車や移動に余裕を持ち、駐車場の利用条件や誘導に従ってください。ひとつの施設に車を置いたまま、長時間ほかの場所へ回れるとは決めつけない方が安心です。
営業時間は7地獄共通で8:00〜17:00、年中無休です。閉園間際から何か所も回る予定は避け、見学と移動の時間を確保しておきましょう。
車以外で出かける場合は、亀の井バス公式サイトで、その日の路線・時刻・運賃を確認してください。
鬼石の湯で、見るだけで終わらない温泉のお出かけに
地獄めぐりの際に、私は鬼石坊主地獄に併設された「鬼石の湯」に入りました。
印象に残っているのは、少し上がったところに露天のお風呂があったことです。高さの違う場所へ移りながら入る造りだったと記憶しています。
温泉が湧いている景色を見たあとに、自分もお湯に入る。地獄めぐりに入浴を組み合わせられるのは、別府らしい楽しみ方だと感じました。
鬼石の湯は地獄の観覧料とは別料金です。公式案内には男女別のお風呂と家族風呂が掲載されています。入浴も予定に入れるなら、タオルと着替えを用意しておくと動きやすいです。営業時間や料金、家族風呂の利用条件は、鬼石の湯の公式サイトで確認してください。
足湯でひと休みする方法もある
海地獄・血の池地獄・かまど地獄・鬼石坊主地獄には足湯があります。観覧で入場した人が追加料金なしで利用できるもので、施設の観覧料まで無料になるわけではありません。
入浴の時間までは取れなくても、足湯を休憩の候補に入れておく方法があります。利用するつもりなら、足を拭くタオルを1枚持っておくと便利です。
設備の出典:別府地獄組合・足湯と鬼石の湯。
子どもと回るなら、見学と休憩を分けて予定を立てたい
次に予定を組むなら、私なら鉄輪側の気になる地獄を先に見て、休憩を挟み、体力と時間が残っていれば血の池・龍巻側へ移動する形にします。
7か所すべてが目的なら、移動や食事も含めて半日ほどを目安に余裕を持たせたいです。これは計画上の目安で、実際の滞在時間は混雑や見学のペースによって変わります。鬼石の湯にも入るなら、さらに別の時間を確保しておきます。
子どもと一緒なら、見学する池や湯けむりに近づきすぎないよう、柵と案内に従うことも大切です。足湯や入浴設備を除き、地獄の池そのものに入れるわけではありません。
別府で公園の散歩も組み合わせたい場合は、別府公園を歩いた記事も参考にしてください。ほかのお出かけ先と比べたいときは、目的別に選べる大分のお出かけまとめに整理しています。
坂道の移動にも余裕を持って、別府らしい一日に
地獄めぐりは、温泉に入るだけでは分からない別府の景色に触れられるお出かけ先です。
私の場合は坂道の多さも記憶に残っているので、次は歩く範囲と車で移動する範囲を先に決め、休憩や入浴の時間を取りながら回りたいと思います。
7か所すべてを目指す日も、気になる数か所と温泉を楽しむ日も。その日の予定に合わせて回り方を選ぶと、地獄めぐりを楽しみやすくなりそうです。


